なみへぇ×旅=『たびへぇ』ブログ

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ロンドンから日帰りで行ける世界遺産カンタベリー大聖堂~観光の見どころまとめ

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 こんにちは

イギリス滞在も残すところ2週間!今月は色々行ってみたかった所を散策中です。

先日は天気も良かったので日帰りでカンタベリーに行ってきました!

 

今回はその旅の様子を書いて行こうと思います(^^)

  

カンタベリーってどんなところ?

カンタベリーはイギリスの南東に位置し、ロンドンから電車で1時間~1時間半程で行ける場所です。街自体はそこまで大きくないので1日で観光OK!

日程に余裕があれば周辺のリーズ城やRye(ライ)という街に行ってみてもいいかも

 

カンタベリーはイングランド国教会の総本山でもある大聖堂が大きな見どころ。

ローマ帝国の支配下にあった時代に造られた城壁も街のあちらこちらに残っていて、古い歴史を感じられます。

 

イングランド国教会とは、イギリス国王を首長とする教会(今ならエリザベス女王が首長)で、もともとはローマ・カトリック教会の一部でしたが、ヘンリー8世の時代に独立しました。

イギリスのテューダー朝時代(1485~1603)の最も有名な国王がこのヘンリー8世ともいえるんですが、このお方6人の奥さんを持っていたことでも有名。

1人目の奥さんと離婚したかった時に、カトリック教会では離婚が認められていないので、独立して自分の国独自の教会を作っちゃったわけです。

 

 

カンタベリー観光のコツ

特に下調べもせず、るるぶに載っていた1ページだけ読んで行ったんですが、それでもなんとかなりました!

というのも、観光案内所で手に入れたマップが便利だったから(*'▽')

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この地図が見やすく、簡単な説明も裏に載っています。しかも日本語版あり!

街に着いたら是非観光案内所に立ち寄ってみてください。

 

あと、電車の切符だけは早めに取っておくとお得なので、それだけ予めご用意ください。

 

私は11時頃にカンタベリーに着き、夕方6時半頃発の電車で帰りましたが、街も一通り見て、ごはんも食べてちょうど良い時間でした。

 

 

カンタベリーの見どころ

カンタベリーには、3つ世界遺産があります。その他にも観光の見どころをピックアップして紹介していきたいと思います(^o^)/

 

1.世界遺産 カンタベリー大聖堂

まずは何といってもカンタベリー大聖堂。

大聖堂の中だけでなく、特に春の晴れた日は周りのお庭も綺麗で、気づいたら1時間半ほど滞在していました。

 

こちらがカンタベリー大聖堂の敷地に入る門

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これだけでも十分立派です。

 

そしてメインの大聖堂がこちら!!

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じゃーん!!絶賛工事中!!!(*'▽')(2019年5月)

 

そして中は...

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じゃーん!天井部分工事中!

 

でもでも、外観も見る角度を変えればこんなに綺麗です☆

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内部も他の主要部分はしっかり見れます

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最初の工事を目の当たりにした時はショックでしたが、それでも十分美しく見学後は「来て良かった~」と思いました。

 

さて、カンタベリー大聖堂を見学するうえで、知っておいた方がいい知識を少しここでお勉強。

カンタベリー大聖堂の中央先端にはトマス・ベケットという人を祀る礼拝堂が置かれています。その礼拝堂がこちら↓

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「トマス・ベケット?誰?聞いたことない。」ってなるかと思いますが、時は遡りまだイギリスがローマ・カトリック教会だった頃、トマス・ベケットはカンタベリー大聖堂の大司教(一番のトップ)でした。

その時代の国王はヘンリー2世。

トマス・ベケットが大司教になる前は、もともと仲が良かった2人でしたが、宗教のトップと政治のトップの2人はその後対立することが多くなり、終いにはトマス・ベケットは国外追放。

その後イギリスに戻ってきますが、国王が「Will no one rid me of this turbulent priest?(直訳:この狂った司祭を私から取り除いてしてくれる奴は誰もおらんのか)」と呟いたのをきっかけに国王に仕えるナイト(騎士)4人によって、トマス・ベケットはカンタベリー大聖堂内で暗殺されてしまいました。

この言葉は、婉曲的な命令だったのか、ただのつぶやきで騎士が勘違いしてしまったのかはわかりませんが、その後ヘンリー2世は彼の墓廟の前で懺悔しています。

トマス・ベケットは死後、聖人となり、彼の遺骨に祈りを捧げると様々な奇跡が起こると噂から、各地から巡礼者が集まるようになりました。

 

おしまい。

 

というお話です。

 

トマス・ベケットのこの事件について詳しく知りたい方は、こちらのサイトの説明が良かったです。↓

Zorac歴史サイト - トマス・ベケットの殉教(1)

 

大聖堂ではトマス・ベケットが暗殺された場所も見学することができます。

 

こちらは大聖堂に隣接する回廊

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なんだかハリーポッターを思い出させます。

 

中庭から見た大聖堂

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The Water Towerと呼ばれる手間の建物は修道士が毎日手を洗って清める場所だったそうです。

このガーデンが晴れの日はとっても綺麗でした。

 

こちらは修道士の寄宿舎の跡だそうです。

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訪れる際は、礼拝の時間帯には見学者は入れないので、時間にお気を付けください。

礼拝に参加することもできますが、写真撮影などは禁止です。

 

 

2.世界遺産 聖オーガスティン修道院跡

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6世紀にローマからの布教にやってきた聖アウグスティヌス(聖オーガスティン)によって建てられた修道院の跡。

図書館やブドウ園までも敷地内に所有するかなり大きな修道院だったそうですが、ヘンリー8世が国内全ての修道院を解散させたことで閉鎖され、その後嵐で廃墟化してしまいました。

 

 

3.世界遺産 聖マーティン教会

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今もなお使用されているイギリス最古の教会。

訪れた時間帯は残念ながら、もう閉まっていて入れませんでした。

 

ビジター用の開館時間

ホームページには下記のように記載されていました。 

火曜、木曜、金曜の11時~15時

土曜の11時~16時

日曜の9:45~10:30(9時からの礼拝後)

ホームページ:St Martins - St Martin and St Paul

 

4.ウエストゲート・タワー

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カンタベリー・ウェスト駅から街の中心に歩いて行くとすぐ見えるこちらの大きなタワー。街が城壁で囲まれたいた頃に門として活躍。

上にも登ることができます。

 

 

5.ウェストゲート・ガーデンズ

タワーのお隣にあるのがこちらの公園

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美しいでしょ~~~~(*'▽')

 

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ここでパント(舟)に乗ってゆったりするのもいいですね。 

公園内は芝生に寝転んで日向ぼっこをする人やピクニックをする人で賑わっていました。

 

 

6.カンタベリー物語館

世界史の授業で出てきたような...聞き覚えのあるチョーサーの『カンタベリー物語』

これはカンタベリーに向かう29人の巡礼者たちが、道中で様々な物語を語っていくというお話。

その記念館がカンタベリーにあります。

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↑街中にも銅像が

 

 

7.イーストブリッジ・ホスピタル

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巡礼者たちの宿泊所として使われていたそう。

今でも中のチャペル等一般公開されています。

 

 

8.街中の古い建物

フラフラと街を歩くだけで古い建物がそこらじゅうにあり、歴史を感じます。

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ここは街中のメイン通り沿いにあり、撮影スポットにもなっている場所。

 

たまたま通りがかったツアーガイドさんの話を盗み聞きしてたんですが、写真の奥の方、川の真上に木の椅子が宙吊りにされています。

これは何かというと昔魔女狩りに使われいたそうです。

多くの女性が魔女だと疑いをかけられ、この椅子に座らせれ命を落としたんだとか。もしも生き延びれば魔女とされていたそうです。とんでもない話ですね~

 

 

そして、こちらの本屋さんは傾きが異常( ゚Д゚)

Catching Lives Charity Bookshop

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ここまでくると、わざと?と疑ってしまいます。

イギリスは大きな地震や台風などの災害がめったにないせいか、耐震性がどうしても気になってしまう建物がよくあります。(;^ω^)

 

 

あと、クレープ屋さんの気さくなおじさんに宣伝よろしく!と言われたので載せます。

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メイン通り沿いでバンを出して売っていたクレープ屋さん

私はバナナチョコを頼んで£3.5(^^)/

美味しかったし、お手頃だし、待ってる間もお話してくれるおじさんのフレンドリーさが良かったです!

 

 

 まとめ

私たちは、主に大聖堂内の見学を中心にして、あとの場所は外観だけを見て回るという感じでした。

曇り空が多いイギリスでこんなに綺麗な快晴に恵まれたのが嬉しく、外を歩くだけで心が躍りました。

ロンドンから少し離れれば、静かで平和なイギリスらしい風景が広がっているので、ご旅行の際は是非ロンドンだけでなく他の地域も見ていただたいです(`・ω・´)