シェイクスピアの故郷を1日歩いて観光~ストラトフォード・アポン・エイヴォン~
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9月頭、シェイクスピアの故郷である「ストラトフォード・アポン・エイヴォン(Stratford-upon-Avon)」へ行ってきました。
シェイクスピアが生まれ育ち、晩年も過ごしたこの街は、シェイクスピアゆかりの地を巡る観光スポットになっています。
私自身は特にシェイクスピア好きとか文学好きとか全くそういうのでは無いですが、ガイドブックにも取り上げられているところだし、まぁどんなところか行ってみようかな~程度のノリで訪れました。
シェイクスピアやイギリス文化の勉強になり、街自体も良い雰囲気でなかなか楽しかったですよ(^^)
ロンドンからストラトフォード・アポン・エイヴォンへの行き方
ロンドン・メリルボーン駅(London Marylebone)から1度乗り換えをし電車で約2時間
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イギリスで電車を安く乗る11の方法まとめ~Rail Card、Split Ticket等の説明~ - なみへぇ×旅=『たびへぇ』ブログ
観光に最適なチケット
シェイクスピアゆかりの地を巡るセット券がお得です。
チケットは当日各施設のチケットオフィスで購入するか、ネットで事前購入できます。
ネット購入の場合は10%割引になり、自宅でプリントアウトしたものを持参します。
セット券
Full Story Ticket 大人£22.50 (事前購入£20.25)
シェイクスピアゆかりの地5ヵ所に入場できるお得なチケット
個別購入
Shakespeare's Birthplace 大人£17.50 (事前購入£15.75)
シェイクスピアが生まれ育った家
Shapespeare's New Place 大人£12.50 (事前購入£11.25)
シェイクスピアが晩年過ごした場所(当時の建物は残っていません)
Hall's Croft 大人£8.50 (事前購入£7.65)
長女スザンナとその夫(医師)が暮らした家
Anne Hathway's Cottage 大人£12.50 (事前購入£11.25)
妻アン・ハサウェイの実家
(Stratford-upon-Avon中心地から徒歩20分ほど)
Mary Arden's Tudor Farm 大人£15.00 (事前購入£13.50)
シェイクスピア母の実家の農場
(Stratford-upon-Avonからバス、電車、またはタクシー。徒歩だと1時間)
2カ所以上回るなら絶対セット券を購入しましょう!!
私はSmartsaveというサイトに登録してみたら20%OFFでチケットを購入できました。登録したらチケットを買う際にバーコード画面を見せるだけ。
ネットで事前購入するより安くなってお得な気分になりました^^
Shakespeare's Houses and Gardens | Museums | 20% off with Smartsave
シェイクスピアの生涯を短くまとまてみる
故郷を訪れる前にウィリアム・シェイクスピアについて少しお勉強
1564年 ストラトフォード・アポン・エイヴォンにて誕生
父は革手袋屋で成功し、母は地主の家出身で、比較的裕福な家庭でした。
1582年 18歳の頃、当時26歳だった隣町に住むアン・ハサウェイと結婚する。
1583年 長女誕生
1585年 長男と次女の双子が誕生 (長男は1596年他界)
その後、教師として働いていたという説もあるが定かではない。
~1592年頃 ロンドンに進出し、俳優として活動しながら脚本も書くようになり、演劇の世界で道を開く。
代表作は『ロミオとジュリエット』『ヴェニスの商人』『ハムレット』『リア王』『マクベス』等々。
1613年 引退し、ストラトフォード・アポン・エイヴォンへ戻る
1616年 52歳で生涯を終える
当時の平均初婚年齢は26歳ということなので、18歳で結婚というのは、当時でも早かったようです。
奥さんが妊娠してたので、急いで式をあげたそうですよ。
観光ルート紹介
では街の様子を紹介していきます(^^)/
午前11時にStratford-upon-Avon駅に到着
まずは駅からAnne Hathway's Cottageに向けて歩いて行きます。
Anne Hathway's Cottageは他と少し離れた場所にありますが、徒歩でも行ける距離です。(駅からコテージまでは徒歩20分程)
Google Mapに沿って歩いて行ったら途中から看板が出ていました。
こんな広々とした公園を通って行きます。
イギリスの夏の終わりを知らせるブラックベリーがなっていました。
途中にあった、お家やパブも素敵な建物でした。
Anne Hathway's Cottage
まず、アン・ハサウェイのコテージに着いたらセット券を購入。
私はその券を利用して、Anne Hathway's Cottage、Shakespeare's Birthplace、Shapespeare's New Place、Hall's Croftの4カ所を回りました。
Mary Arden's Tudor Farmは離れた場所にある上に、ファミリー向けの農場という口コミがあったため、行きませんでした。
アン・ハサウェイのコテージがこちら
まるでおとぎの国のお話に出て来そうな可愛らしい外観です!
私はこの施設の見学が1番楽しかったです。
建物も古いまま残っており、ボランティアの方の説明も丁寧で、外観・内観共に見ごたえがありました。
建物は500年の歴史があり、数回増築されているそうですが、
中でも古いお部屋の1つがこのキッチン。
石畳の床は当時のままだそうです。
寝室
ボランティアの方の説明は全て英語なので、このような日本語ガイドも用意されていました。
私はそんなこと知らずに、出口の回収箱でこれを発見( ̄▽ ̄)
いったいどこで貰えたのだろう、、、
お庭も綺麗でした^^
シェイクスピア関連のお土産は、こちらとShakespeare's Birthplaceにたくさん売っていました。
見学をして、お庭で写真もいっぱい撮って小1時間で見学を終えました。
Shakespeare's Birthplace
アン・ハサウェイのコテージから歩いて25分、続いて「シェイクスピアの生家(Shakespeare's Birthplace)」を訪れました。
シェイクスピアが生まれ育った家です。
まず最初は資料館になっています。
私はあまり興味がなくほぼ飛ばしてしまいました( ̄▽ ̄)💦
シェイクスピアに関わる資料がコレクションされていたり、シェイクスピアをモチーフにしたアート作品が展示されていました。
中庭には、作品の一コマが書かれた壁
作品のワンシーンを演じてくれる役者さんもいました。
そしていよいよお家の中に入ると、当時を再現したお部屋が!
日本語の説明が書かれた紙もいくらか払えば手に入ります(50pだったかな?)
家族の憩いの場だった居間
この時代、居間は来客用の寝室としても使われていたらしく、立派なベッドは生活が豊かであった証拠だそうです。
手袋屋 兼 羊毛商だった父の仕事場
羊や鹿、小ヤギなどの高級革で主に手袋を作って販売していたそうです。
左は当時の服を着たガイドさん、この部屋の説明をしてくれます。
シェイクスピアが生まれた部屋
当時の壁や家具、小物、服が再現されています。
そして、30分程ですべて見学を終えました。
Shapespeare's New Place
シェイクスピアが晩年を過ごしたお家です。
ですが、建物はもう残っておらず跡地だけで、小さな資料館とガーデンがあります。
「復元するお金がないんだ…」とボランティアガイドの方が言っていました。。
ちなみに、当時の家の復元がこちらではなく中国で2020年オープン予定とのことです。
さすが何でもパクる中国
ここまでやってくれるか…( ̄▽ ̄)w
こちらがシェイクスピアが住んでいた頃の家の模型
その後、跡形もなくこのように改造されてしまいました。
現在の様子 ガーデンが綺麗です。
シェイクスピアが住んでいた頃にあった大きな木を再現
が大きな木は運べないので、何本かの木を密集させて大きな木を再現(笑)
建物が無いのは残念ですが、ボランティアスタッフの方々が丁寧に説明してくださるので、勉強にもなり楽しめました。
暇そうにしているスタッフが居たら、声をかけてみると英語の練習にもなっていいかも^^
現地の方はシェイクスピアのことを「ウィリアムは~」と下の名前で呼んでいました。
こちらも見学時間は30分程でした。
Hall's Croft
シェイクスピアの長女スザンナとその夫(医師)が暮らしたお家で、当時の豊かな生活が見学できます。
こちらでも無料の日本語説明文が渡されました。
キッチン(左)と薬の調合室(右)
見学時間は15分程でした。
ホーリー・トリニティ教会
セット券には含まれていない場所ですが、シェイクスピアゆかりの地の1つとして訪れる方も多いです。
お墓の近くまで行くのに£3か£4程払いました。
教会の中ですが、撮影OKだったので写真に収めることができました。
ステンドグラスが綺麗
奥に進むとシェイクスピアのお墓(右)と隣には奥様のお墓が(左)
こんな綺麗なところに眠っているんですね~
たまたまこの日は、この教会で結婚式が行われていて、終わるまで外で待つことになりました。
出てきた人たちのドレスが、おばさま方も華やかな色ばかりで、日本人の服の色って地味なんだな~と改めて思いました。
ストラトフォード・アポン・エイヴォンの街の様子
この町にはチューダー様式の家が数多く残っています。
むき出しになった黒の木の柱の間を、白い漆喰(しっくい)で埋められている(?)感じの建物です。
しかもその木も直線ではなく、ゆがんでいるので倒れないのか心配になります。
さらに1階、2階、3階と上に行くほど前に出ている(広くなっている)のでさらに倒れないか心配になります。
耐震性を気にしてしまうのは日本人の国民性でしょうか。。
店の中がすべてクリスマスなお店
ピーターラビットのお店と、壁が可愛かったカフェ
マーケット
↑イギリスのあま~いお菓子「ファッジ(Fudge)」
キャラメルに似てます。
川沿い
天気も良くエイボン川沿いの雰囲気は平和でゆったりしていました。
舟を漕いでいる人もいっぱい
白鳥が立っているところを間近で見ると巨大でびっくりしました。
「そのお菓子ちょうだいよ~」と言っています。
このボートには本当に人が住んでいます。
電気のこととか水回りのこととか、住み心地とかいろいろ聞きたい。
アイスクリーム屋さんとして営業しているボートもあります。
劇場
こちらでお芝居を楽しむことができます。シェイクスピアの作品もやっていました!
…とこんな感じで、11時~17時半の間で、ゆっくり街全体をぐるっと回ることができました。
この後、線路工事に巻き込まれ電車がなかなか来ず、、、
時間を潰す羽目になったので、綺麗な夕暮れの街の様子をご覧ください。
帰りは、駅員不在でアナウンスも流れないわ、線路閉鎖のための代替バスの運転手はやる気ないわ、本当にイギリスの電車は散々でした( ̄ω ̄ )
日本の公共交通機関は本当に素晴らしいです。
夕暮れの川沿い
夜のレストラン
お店のショーウィンドウ
夜の雰囲気も素敵でした。
イギリスならではのゴーストツアーも開催されていましたよ。
ゴーストツアーはイギリスの各地で行われていて、ガイドさんと一緒に幽霊スポットを回るツアーです。意外と人気。
私は絶対参加したくありません(*'▽')
まとめ
最初はシェイクスピア好きでもないけど行って楽しいかな~?なんて思っていましたが、川が流れる街の雰囲気や、小さなお店、チューダー様式の建物など、街を歩いているだけでも十分楽しめました。
アン・ハサウェイのコテージの見学も良かったです。少し離れてはいますが、是非訪れてほしいオススメスポットです。
是非ご旅行で訪れてみてください(^^)
◎ストラトフォード・アポン・エイヴォンへの現地ツアーはこちらのサイト
ツアーだとコッツウォルズやオックスフォードなども合わせて1日で回れます。
電車トラブルの心配もなし!(笑)
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