ロンドンでハリーポッター制作の裏話を聞いてきた~ワーナー・ブラザーズ・スタジオ
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こんにちは!
友達がロンドンへ遊びに来た時に、ハリーポッターのスタジオ見学ツアーに行ってきました。
(正式名:ワーナーブラザーズ・スタジオツアー Warner Bros. Studio Tour London)
映画と共に一緒に育ったどんぴしゃハリポタ世代の私たちは感動しまくり!
子供の頃はホグワーツから手紙が来ないかな~と心の底から願っていました。
行く前はテーマパークのような所なのかと勘違いしていましたが、実際行ってみると「映画がどのように作られたのか」を知れる場所で、撮影の裏話を聞けたり、スタジオのセットや小物・衣装を実際に見学することができ、とても興味深かったです。
映画好きなら楽しめる場所です。
目次
5000字超えているのでかなりボリューミーな内容になっています。読み終わる頃にはハリーポッターの奥深さを知っていただけます。
ワーナー・ブラザーズ・スタジオへの行き方
ロンドンEuston駅から電車に20分乗ってWatford Junction駅で下車
各駅停車に乗ってしまうと更に時間がかかるので要注意
その後、Watford Junctionから専用バスに乗って15分
バス停は駅の目の前です。バスは20分ごとに運行。
運賃は現金払いのみで、乗車時にスタジオツアーの予約完了メールかチケットを見せます。
片道 £2
往復 £2.5
切符はレシートのような紙なので往復切符購入の場合は、帰りまで失くさないようにしましょう。
チケット購入方法
チケットは事前予約必須です。
私は1ヶ月前から予約しました。夏休み期間中なんかはもっと前から予約しておいた方がいいかもしれません。
予約はホームページからしますが、英語での予約が不安な方は旅行代理店でも予約してもらえます。
チケットは「Collect at Attraction」を選択し、現地受け取りにしたので、当日スタジオに着いたら、予約メールにあるバーコードを窓口で見せ、または自動券売機でスキャンし、チケットと交換。
私が行ったときは自動券売機は使えず窓口のみでした。
チケットの種類
見学ツアー 大人 £43
パンフレットの追加 £9.95
オーディオガイドの追加 £4.95
見学ツアー・オーディオガイド・パンフレットの3点セット £52.95
個人的にはオーディオガイドを借りるのがオススメです。
展示品の横に説明書きもありますが全て英語です。
オーディオガイドの方が更に詳しい裏話が聞けます。
公式サイトでは約3時間半の見学内容と書かれています。(時間制限はないのでそれ以上滞在しても構いません)
実際私たちも、オーディオガイドをじっくり聞き、お土産を見る時間も含めて3時間半くらい滞在していました。(カフェで一休みしていたらもっとかかるかも)
オーディオガイドも展示品の説明部分とそれにまつわる小話の部分とあるので、小話の部分を飛ばしてどんどん進んでいけば、2時間半程で見学可能だと思います。
【※ネタバレ】見学ツアー詳細と感想
見学ツアーの内容とオーディオガイドで学んだ映画撮影の裏話を紹介していきます。
実際に自分で行くまで内容は知りたくないという方は、この先は見ないようにしてください!(*_*)
ロンドンまでは行けないけど、ハリーポッター好きで映画のことを知りたい!という方は是非読み進めていってください。
Watfordからの専用バス
まず最寄り駅(Watford Junction)から専用バスで移動。
私たちが乗ったバスはダイアゴン横丁の柄でした。
帰りに撮った写真ですが建物の外観はこんな感じ
入場券やオーディオガイドの券もハリーポッターの絵です(*'▽')
中に入って進んでいくとまず、カフェとお土産屋さん、オーディオガイドの受け取り場所がある広間に出ます。
ツアーの時間までこちらで時間が潰せます。
(カフェはツアーの途中にもあります)
オーディオガイドはツアーの列に並ぶ前にこちらで事前に受け取ります。
ツアーといえど、スタッフに案内されるのは最初だけで、あとは自分たちのペースで展示を回っていくスタイルです。
チケットは時間指定で私たちは15分くらい遅れてしましましたが、特に問題ありませんでした。
最初に大きなスクリーンで映像を見るので、人が集まり次第入場します。
映像視聴後、食堂を再現した広間に案内されました。
各寮のコスチュームが展示されていたり、
先生たちの衣装や炎のゴブレットもありました。
こちらでスタッフによる案内は終了。
あとはオーディオガイドに従って、自分のペースで展示を見ていきます。
コスチューム
コスチュームは1つの衣装に対して7着も用意されていたそうです。
シーンに寄ってダメージを施したり、予備も用意していたり。
「炎を潜り抜けた後に、服が綺麗なままだったら可笑しいでしょ?」と。
確かに。('▽')
衣装を作るだけでもかなりの労力が必要ですね!
かつら
ハリーとロンの寝室
杖
ひとつひとつデザインが違い、かなりの凝りよう。
シリーズ最初はそこまで凝っていなかったみたいですが、途中からこだわりを持って、キャラクターの特徴に合わせてデザインを変えたそうです。
毎日決められた箱にきちんと保管していたので紛失したことはないそう。
ただ、ダニエル・ラドクリフがドラムステッキとして遊ぶので何本も壊して作り直したそうです。笑
グリフィンドールの談話室のセット
布の古い感じなんかも細かく作られています。
入り口横の黄色の肖像画は若き頃のマクゴナガル先生。
撮影現場に設けられた学校
映画には何百人もの子供が出演して撮影も長期に渡ったため、撮影現場に学校が設けられたそうです。
教育をきちんと受けるために、撮影は1人1日4時間までと決められていました。
最初の頃は集団で学校のように授業していたそうですが、撮影が繁忙期になると先生が50人も雇われたそうです。
もうそれだけでも、映画作成にかけたお金が凄そう。
監督が、主演3人にキャラクターの視点で自叙伝を書くという課題を出した時、
ダニエル・ラドクリフは10ページもの作文を。
そして、エマ・ワトソンはさらに素晴らしく50ページも!
(さすが本物のハーマイオニーのようです。)
そして、ルパート・グリントは更に驚くことに未提出!!
彼曰く「ロンだったら出さないから」とのこと。
監督も「コイツちゃんとわかってるな」と思い、合格にしたそうです。笑
3人とも役に当てはまるような性格の素質があったのかもしれません。
ダンブルドアの校長室のセット
ダンブルドアの校長室はかなり細部まで凝って製作されています。
オーディオガイドを聞きながらそれを確認することができます。
途中でダンブルドア役の俳優が亡くなり、交代したタイミングであえて衣装も別のデザインに変えたそうです。
肖像画
ホグワーツ魔法学校にたくさん飾られている肖像画はプリントしたものではなく、全て映画専用に本当に絵の具で描かれたものです。
制作スタッフなんかも肖像画のモデルにしたそうです。
緑の物は動く肖像画に使ったもの。
魔法薬学の教室
後ろにある無数の瓶は小道具担当が1つ1つ中身を変えてラベルを貼って何千個も用意したそうです。気が遠くなる作業ですね(*_*)
ハグリットの小屋
ハグリットが大きく見えるセットとハリー達が小さく見えるセットと2つで撮影されたそうです。
遠近法でハグリット体験ができるコーナーもありました。
ウィーズリー一家の家
キャラクターを演じた動物たち
写真1枚1枚全部別の猫や犬、フクロウです。
ヘドウィグは4羽のフクロウが演じていたということになります。
4羽もいたなんて全然知らなかった~。(*'▽')
出演者たちは撮影前から動物達と触れ合って懐かせていたそうです。
猫やフクロウは良いとして、ロンのネズミは大変だったことでしょう。。。
魔法省の建物
魔法省の建物も撮影のために作られたセットだそうです。
魔法省のスタジオはかなり広く出演者たちも圧巻したんだとか。
これを作る大道具さん達がすごいな~~!
アンブリッジの品
思い出すだけでイライラしてきます(笑)
森のシーンの撮影
森でのシーンは森で撮影かと思いきや、これもセットだそうです。
1話目は森で撮影していたそうですが、「これ作った方が撮影が楽じゃない?!」となったそうです。
ホグワーツ行きの列車
使えわれなくなった汽車を全面塗り直して作ったそうです。
中にも入れます。
9と3/4番線
ロンドンのキングスクロス駅にも同じものがあり毎日長蛇の列ですが、このスタジオにもありました。
ハリポタスタジオに行けば、並ばずに写真撮り放題です。
ナイトバス
スタジオ見学では屋外の場所もありました。
バスを3台改造して、実際にロンドンの夜の街を走らせて撮影したそうです!重心を保つために更に下の部分に重りをつけたりと、車まで改造してしまうスタッフ達!
ハリーが住んでいたダーズリー家の家
家まで作ってしまうとは、もう驚くばかりです(*_*)
内部は手紙が大量に届くシーンが再現されていました。
ホグワーツにある渡り廊下
ハリーの両親のお家
空飛ぶ車に乗って写真撮影もできました。
他にもスタジオ内にはお金を払えば映画のワンシーンのように写真が取れたり、自分が箒で空を飛んでいる映像が作れるコーナーもありました。
巨大なチェスの駒
ゴブリンのマスク
ゴブリンのマスクも数百個手作りだそうです。
この写真だけでなく、おびただしいほどのマスクが並んでいました。
ドビーを目の前にするとこんな感じ
今にも動き出しそう。
そしてこの子(ヒッポグリフ)はCGで作られたのかと思っていましたが、実際に本物のように製作して撮影されたそうです。首なども動きます。
映画のシーンのためにこんなものまで作ってしまうなんて!
やっぱり映画の世界って超ビッグ!!!
ダイアゴン横丁
キャラクターを描いたアーティスト達
キャラクターを描いたアーティスト毎に写真が飾られていました。
キャラクターは何人かのアーティストがそれぞれ作り上げていたんですね!
このアーティストはダークなキャラクターを描くのが得意など、人それぞれ得意分野が違います。
撮影現場の写真も発見
セットを作る前にペーパーでデザイン
このペーパークラフトだけでも素晴らしすぎる才能です。
ホグワーツ魔法学校の巨大模型
感動です。
シリーズ毎に、どんどん細かくなったり増築したりして、撮影が始まる前にこのお城を修正していたそうです。
このお城の模型を撮影して、あとからCGの技術で人を合わせると映画のワンシーンができあがります。
↓こんな感じ
監督のこだわり
監督はシリーズ毎に変わっていきます。
これは第1話と第2話の監督クリス・コロンバスのエピソード。
第1話『賢者の石』は本が全編と後編に分かれていることもあって、映画を2つに分ける案もあったそうですが、監督がスピード感を出すために映画は1本にまとめたんだとか。
また、よくイギリス映画にあるのが、米国でも人気を上げるためにアメリカ人の俳優を起用するということ。
『ハリーポッター』も3人のうちハーマイオニーはアメリカ人にしようなどという案も出ていたそうですが、監督がそれを許さなかったんだとか。
「それではせっかくのストーリーが台無しになってしまう」と。
そこでイギリスじゅうの小学校を回ってぴったりな子を探したそうです。
監督の判断に拍手を送りたいです。
ダニエル・ラドクリフが選ばれた理由
ダニエル・ラドクリフが選ばれた理由。
それは瞳だそうです。
ハリーの役柄上、子供ながらに様々な経験し、そしてどこか孤独感があるような瞳。
それを持っていたのがダニエル・ラドクリフだったそうです。
ヴォルデモート役の俳優はオファーを渋っていた
ヴォルデモート役の俳優レイフ・ファインズは最初オファーを渋っていたそうです。
そこで監督が撮影現場に招待し、炎のゴブレットの撮影を見学してもらったところ、ちょうどその時がセドリックが亡くなるシーンの撮影。セドリックの父親が泣き叫ぶ迫真の演技に感銘を受けオファーを受け入れたんだとか。
今度映画を見直すときは、セドリックの父親の演技にも注目したいと思います。
撮影の最終日
オーディオガイドツアーの最後は撮影の最終日のお話。
監督・スタッフが今までの思い出ムービーを作り、みんなで一緒に見て涙したんだとか。
何十年にも渡り、家族のように過ごしてきた分思い出もいっぱい、そしてやっと終わったという開放感もいろいろと混じっていたことでしょう。
お土産屋さん
お土産は見学ツアー前と後どちらでも買えます。
セット券のパンフレットはこちらのお店で受け取ります。
コスチュームからポスター、お菓子なんでも揃います。
スタジオツアーとは関係ありませんが、私が最近知って驚いた事
ムーディ先生(マッドアイ)とウィーズリー家の長男ビルは実の親子
ウィーズリー家の長男を演じているドーナル・グリーソンは
『スターウォーズ』や『ピーターラビット』『アバウト・タイム』『ブルックリン』など最近私が見た映画によく出てきて、大好きな俳優さんの一人です。
Youtubeで彼のインタビュー動画を見まくって、英語のリスニングの勉強をしていました。
ある動画でドーナル・グリーソンが父の代わりに賞を受け取る場面があり、「あれ?お父さんも俳優なんだ。誰だろう。」と調べていたら、なんとムーディ先生!
お父さんブレンダン・グリーソンも大物俳優で、最近だど『パディントン2』に出ていました。家族揃って芸能一家!
まとめ
ハリーポッターの映画の製作には、こんなにも多くの人、労力がかかっていたのかと本当に驚きました!
クリエーターやスタッフの技術もかなり優れていて、色々な分野の才能のある人が集まってできた傑作なんだと実感。
やっぱりハリーポッターって壮大だ~!と改めてファンになりました。
また全シリーズ見直そーっと!
ハリーポッター好きなら是非一度訪れてみてください!(^o^)/
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