なみへぇ×旅=『たびへぇ』ブログ

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イギリスのクリスマスの過ごし方といえばコレ!~風習・食事・イベントを全部まとめてみた

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あけましておめでとうございます!

今年もたびへぇブログをどうぞよろしくお願いします(^^)

 

さて、年末年始はクリスマスに年越しにイベント盛り沢山で忙しく過ごしていました!

異国で一人寂しくクリスマスやお正月を迎えたら寂しいな~と心配していましたが、フラットメイトや友達、職場の人たちと一緒にとっても充実した日々を送ることができました!

 

今回は順を追ってイギリスのクリスマスから振り返りたいと思います。

 

今回初めて海外でクリスマスを迎えたのですが、面白い発見が本当にいっぱい!

イギリス人のクリスマスへの意気込みに驚くばかりでした(笑)

そんな私がこちらで過ごして知った面白発見をまとめていきたいと思います!

 

 

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クリスマスといえば家族の集まり

これはよく聞く話かもしれませんが、日本では「クリスマスまでに彼女/彼氏を作るぞ」と言われるくらいカップルの日のようになっていて、独り身だとなんだか形見狭く感じてしまうクリスマス。

が、イギリスではクリスマスと言えば家族で過ごす日です!

周りのイギリス人の方たちは、親戚の家に集まったり、一緒に家族で旅行に出かけてホテルで過ごしたりしていました。

 

私のフラット(アパート)は家族が他の国に住んでいる人がほとんどなので、フラットメイトとその兄弟など8人で一緒に食事をしました^^

 

日本だとお正月の方が重視されますが、イギリスではクリスマスが重視で新年は結構あっさりでした。

 

イベントの規模や誰と過ごすかなど

日本のお正月=イギリスのクリスマス

日本のクリスマス=イギリスのお正月

のようにお正月とクリスマスを逆に考えるとわかりやすいかもしれません。

 

お店のみならず地下鉄までお休み

クリスマス当日はほとんどのお店が閉まります。

日本でお正月前にスーパーで色々買いこむのと同じような現象が、イギリスではクリスマス前に起こっていました。

24日に近所のスーパーに行くといつもの3倍以上の人がいて、普段は1/3程しか開いていないレジも、全部のレジがスタッフ総出で開いていました。

 

またお店のみならず、ロンドンでは25日は地下鉄も運休。

そもそも外に出られないような仕組みになっているんですね(笑)

みんながみんな休みならそれでいいような気がします!

日本も1月1日は全部休みにしてしまえばいいのにな。

 

クリスマスマーケットやイベントが盛り沢山

バーミンガムのクリスマスマーケットの記事を以前アップしましたが、11月下旬から各地でイベントが行われます。

イギリス1のクリスマスマーケットinバーミンガム!11月12月の観光に - なみへぇ×旅=『たびへぇ』ブログ

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↑ロンドンのウィンターワンダーランド(移動式遊園地)

 

都市で行われるクリスマスマーケットはもちろん、小さな街や村でもクリスマスイベントが行われます。

 

こちらは、近くの村のイベントで出会ったトナカイ

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初めて生で見て興奮しました!

近くで見るとオスの角に毛が生えていて「トナカイの角ってふさふさなんだ~!」と思いました。

よくよくお話を聞いてみると、角が成長中は角の中に血管が流れていて、そのため毛も生えるんだとか。成長が終わると毛も落ちてツルツルになるそうです。メスは生える時期が違ってもう完成形だからツルツルだったんですね。面白い!

 

クリスマスカード=日本の年賀状!?

私がボランティアしている障がい者施設にも12月上旬から利用者さん宛てに毎日毎日大量のクリスマスカードが届きました。

施設内の利用者さん同士もカードを交換していて、まだイギリスに来て6ヶ月の私も10枚以上ものカードを頂きました。

日本の年賀状はハガキですが、クリスマスカードは2つ折りの可愛い絵が描かれたもので、皆さん自分のお部屋やダイニングのテーブルに立てて飾っていました。

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郵便局でもイギリス国内なら何日まで、海外(地域ごとに異なる)なら何日までに出さないとクリスマスまでに届きませんよ~と決められています。

日本のお正月は郵便局もバイトを雇って迅速に対応してくれますが、イギリスの郵便はこの時期はめちゃくちゃ遅いです!!もし日本からイギリスにお手紙を送ろうとするなら12月は早めに出しましょう!

 

ツリーへのこだわり

なんだかこちらの人はツリーが本物の木なのか、人工的に作られた木なのかを気にし過ぎな気がします。笑

今まで駅前やデパートに飾ってあるツリーが本物の木かどうかなんて考えたこともありませんでした。といかプラスチックの木が普通だと思っていました。

イギリス人は「うちは本物の木を使っているんだ(少し自慢げ)」とか、「うちはArtificial(人工)Treeだけど気に入ってるわ」とか、よく言ってるのを耳にしました。

本物の木を使用したツリーに価値を置いているようです。

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↑トラファルガー広場のツリーはノルウェーからの贈り物で本物の木

 

あと、ツリーの天辺は星ではなく、エンジェルのものも多かった。

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プレゼントによる経済効果が凄そう

クリスマスといえば、子供がプレゼントを貰える日というイメージの日本ですが、イギリスでは、お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃん、家族全員がプレゼントを貰えます。

それも一人1つではなく一人3つ4つまたはそれ以上貰うのです(家庭によって異なりますが)

 

そして家族だけでなく周りの親しい人達にもプレゼントを渡します。

私もボランティア先でいつもお世話になっているスタッフやフラットメイト・友達から計6つもプレゼントを貰ってしましました!

こんなにもプレゼントが貰えるクリスマスなんて生まれて初めてかもしれない!

内容はお菓子やボディーソープ、マグカップなどが多かったです^^

 

こんな会ってまだ間もない私にまでプレゼントを渡してくれちゃうくらいなので、みなさんクリスマス前に相当数のプレゼントを買い込みます。

クリスマス前に良く聞く会話は「クリスマスのショッピングはもう済ませた?」です。

私が働いている障がい者施設でも誰をクリスマスショッピングに連れて行って、まだ誰を連れて行っていないのかしっかりリスト化されていました。

 

そしてショッピング後は自分で包装紙でラッピングします。

包み方は日本人からするとめちゃくちゃ適当なことが多いです。笑

25日前にプレゼントを貰ってもキープしておいて、クリスマス当日になったら開けるのがルールなのだそう。

開けるまでが待ち遠しいですね!

 

シークレットサンタとは?

クリスマスパーティーでよく行われる「シークレットサンタ」とは一体何のことでしょう。

 

それはプレゼント交換の少し面白いやり方。

 

日本の場合1000円程度でなんかプレゼント買ってきてね~

音楽と一緒にぐるぐる隣の人に回していって、音楽が止まった時に持っていたものがプレゼントね~って仕組みが多いかと思います。

 

が、このシークレットサンタは予めクジで誰にプレゼントを渡すのか決めておいて、その人宛てにプレゼントを選びます。あげる人は決まっていますが、自分が誰から貰えるのかはわからないので『シークレット』なのです。

 

予め人が決まっているとプレゼントが少し選びやすいですよね!

このシークレットサンタのくじを決めるアプリもあるようで、コンピュータが誰が誰にあげるのか決めてくれるそうです。

 

イギリスのクラッカーは日本のクラッカーと勝手が全然違う!?

クリスマスパーティーと言えばこれ。クリスマスクラッカー。

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お皿に乗っているやつです。

日本のクラッカーとは全然形が違いますよね?!

 

中からは紙テープが出てくる華やかさはなく、両端を二人で引っ張り、中心部分が付いてきた方の勝ち。

そして中から紙の冠とクイズ(だじゃれ)が書かれた紙、ちょっとしたおもちゃ(こまや定規など駄菓子に付いてきそうなもの)が出てきます。

クリスマスパーティーをするときはレストラン側が用意してくれることが多いようです。

 

 「クイズ(だじゃれ)」とうのは「パンはパンでも食べられないパンはな~んだ」類のクイズで、一つ覚えているのは

『シンデレラがフットボールが苦手な理由はなんだ?』

『答え:コーチ(馬車)がかぼちゃだから』というものです。笑

これはまだ良い方などで覚えていますが、他のものは「なんじゃこれ」というような問題ばかりでした。

 

クリスマスに食べる食事はどんなもの?

クリスマスと言えばターキー!25日のお昼頃から盛りだくさんな食事を頂きます。

家庭に寄ってはローストビーフなんてところもあるかもねっとのこと。

ターキーより昔は元々鴨を食べていたんだとか。

 

あとはピッグ・イン・ブランケットという

ピッグ(豚)=ソーセージを、ブランケット=ベーコンで巻いた食べ物なんかもあります。

ブランケットにくるまれたブタ。なんかネーミングが可愛い。

 

ターキーと一緒にジャガイモや芽キャベツ、ニンジン、パースニップ(白い人参)などを一緒に頂きます。

ソースはクランベリーソースやグレイビーソース、ブレッドソースなどが一般的です。

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↑右前がピッグ・イン・ブランケット

(そして何でもワンプレートにまとめて同じソースの味になっちゃうイギリス料理...)

  

イギリスのクリスマスケーキは日本と全然違う

クリスマスケーキと言えば、ホイップクリームにイチゴが乗ったふわふわケーキ☆が私たちのイメージですが、イギリスのクリスマスケーキ(こちらではクリスマス・プディングと呼びます)は非常に重たく常温保存!!

 

こちらがクリスマス・プディングです。

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手作りのもの

 

レーズンなどのドライフルーツをブランデーと一緒に煮て、それに小麦粉やシナモン、ナツメグ、ジンジャー等のスパイスを混ぜて焼いていました。

ほぼドライフルーツでずっしり重く、

食事でお腹一杯になった後に出てきても、なかなか食べる気になれません。笑

 

また、他にもミンス・パイといって、中にドライフルーツとスパイスを煮た物(味はクリスマス・プディングと似た系統)が入ったパイもクリスマス時期のデザートとして有名です。

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私はイギリス料理は好きではない( ̄▽ ̄) ので、なるべくニュートラルに書くように心がけてみたものの、やっぱり本当に味の繊細さに欠けているし、甘すぎるし好きじゃないです。笑

美味しそうな表現でお伝えできず、すみません。

 

ツリーはすぐに仕舞わない!?

街中もお部屋の中も11月から可愛く飾られていた、クリスマスデコレーション。

日本だと25日が過ぎたら即撤去で門松などお正月の飾りが置かれますよね。

イギリスでは、ツリーなども1月第1週くらいまでのんびり飾ってあり、余韻に浸っています。

日本もお正月の飾りは1月中旬まで飾ってあるので、そんな感じかな。

クリスマスが終わっても、まだ綺麗なイルミネーションを見ることができるのは良いですね。

 

クリスマスの時期はダサいセーターを着る!?

クリスマス・ジャンパーと呼ばれるこちら

(イギリス英語ではセーターのことをジャンパーと言います)

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いろんな種類が売られているんですが、こんな可愛い柄子供用でしょ?と思いますよね。

それが、待ちゆく大人たちが何食わぬ顔で普通にこのセーターを着て歩いているんですよ!(笑)

渋めのおじさんまでもが、ジャケットの下に可愛らしいセーターを着ていたりして、初めは「え!?」と思いましたが、見慣れてくると愛着が沸き、自分も欲しくなっちゃうんですよね~~!(日本で着るのは恥ずかしいけど)

 

12月頃からこういうセーターを着ている人をしょっちゅう見かけるようになります。

本当に可笑しな文化!!笑笑

 

クリスマスといえばパントマイム!

「パントマイム」っていっても、無言のパフォーマンスで突然見えない壁ができたりするパントマイムとは違いますよ。

イギリスで「パントマイム」はクリスマス付近に行われる家族向けの劇のことを呼びます。私が住んでいる街にも『エルフ』や『眠れる森の美女』のパフォーマンスが来たり、働いている施設にも『オズと魔法使い』の劇がやってきました。

ミュージカルのように歌もいっぱいで、見ていると元気になれるような物でした(^^)

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クリスマスは子供たちが学校で劇をする!?

『Love Actually』や『Nativity!』などのイギリス映画を見たことある方は想像しやすいかと思いますが、子供たちが学校でクリスマスに因んだ出し物をするのもイギリスの風物詩の一つだそうです。

私も実際に行ったことはないですが、映画や職場の人のお話でそんな風習があるんだな~と理解しました。

 

なんとクリスマスの翌日までお休み!

そもそもクリスマスは祝日ではない日本ですが、イギリスは25日のみならず、26日までが祝日なのです!

26日はBoxing Day(ボクシング・デー)と言って、諸説ありますが、貧しい人のために教会に寄付で集まったプレゼントを開ける日だったんだとか。

また、25日も働いていた召使たちに休みを与えた日という説もあるそうです。

 

クリスマスが終わってすぐさま現実戻りということはなく、25日の夜までお酒を飲んで楽しむことができていいなと私は思いました。

 

クリスマス後は日本でいう元旦セール!

クリスマス前のプレゼントの買い込みの経済効果も凄そうですが、26日のBoxing Dayから大規模セールが始まります。それは、まるで日本のお正月セールのような雰囲気です。

 

またクリスマスセットとして売られていたものは、もう24日にスーパーに行った時点で相当値引きされてました。

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£16のソープセットが£5になっていました。。

 

 

まとめ

初めてのイギリスのクリスマスは目新しいことばかり!

感想としては日本で過ごすクリスマスより数百倍楽しい!!(*'▽')♡

イベントもいっぱいあるし、イルミネーションもツリーも綺麗だし、雰囲気が盛り上がってるし。

家族がこちらに居ないのはあれですが、当日一緒に過ごす仲間さえいればイギリスのクリスマスは楽しいものです!

 

ブログにはあまり載せれなかったクリスマスの写真はインスタグラムにたくさん投稿しているので、気になる方は是非覗いてみてください。

撮影場所も全て登録してあります。

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www.instagram.com