イギリスでスコットランドの伝統文化バーンズ・ナイト(Burns Night)を体験
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こんにちは!
現在イギリスの障がい者施設でボランティア中のなみへぇです。
1月25日は、施設で「Burns Night」というイベントがありました。
イギリスに来るまで聞いたこともありませんでしたが、スコットランドの伝統料理を食べ、ダンスや詩の朗読をして楽しいイベントになりました。
今回はその時の様子をお伝えします!(^o^)/
バーンス・ナイト(Burns Night)とは?
Burns Nightとはスコットランドの詩人ロバート・バーンズ(1759~1796)の生誕をお祝いする日です。
…と言っても「誰それ?」って感じですよね。
実は日本人にもかなり馴染み深いアノ曲の原曲を作詞した人なのです。
あの紅白歌合戦でいつも最後に合唱してる曲…!
そう、『蛍の光』!!
『蛍の光』の原曲は『オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)』というスコットランドの民謡で、ヨーロッパ各地ならず海を越え、全世界に広まった曲です。
それを今に伝わる形に作詞したのが、ロバート・バーンズ。
ちなみに、Auld Lang Syneはイギリスでは新年、年が明けたときに歌われる曲です。
Burns Nightは何をする?
私が住んでいるのはイングランドなので、本場スコットランドの正式なお祝いの仕方ではないかもしれませんが、おばあさまがスコットランド人という近所の面白おじさんが会を仕切って盛り上げてくれました!
音楽もできるので、イベント時によくヘルプに来てくれるんですが、盛り上げ上手なエンターテイナーです(^o^)
まずは1~2週間前から、飾り付けをしてみんなにイベントをお知らせをします。
そしてバグパイプで演奏されるスコットランド音楽を流し、場の雰囲気が盛り上がってきた中で、伝統衣装のスカート(キルト)を身にまとった面白おじさん登場☆
音楽に合わせて、教えてもらいながらダンスをしました。
Morris DanceやStick Danceと呼ばれるイギリスのフォークダンスにも挑戦しました。
そして、ロバート・バーンズが書いたいくつかの詩を入居者さんや面白おじさんが詠んでくれました。
その中にはハギス(スコットランド伝統のバーンスナイトに食べる料理)に捧げる詩もありました。
バーンズ・ナイトではハギスを食べる
バーンズ・ナイトで食べる物と言えば「ハギス」
こちらがそのハギスなんですが、羊の内臓やたまねぎ、オーツ麦、スパイスを混ぜ合わせ胃袋に詰めた物です。
スコットランドでは、これが運ばれてきたら全員起立するそうです。
中を広くと、こんな感じ。挽肉のような見た目です。
これにマッシュドポテトとスウィード(日本では見かけませんが、こちらではポピュラーな根菜)を合わせていただきます。
上から少しだけスコッチウイスキーをかけて食べました。
「ん~ラムに内臓系、私の苦手なものを掛け合わせた食べ物だな~」
と思いながらも、初めての食べ物に興味深々。
恐る恐る食べてみると、、あれ?臭くない!?!
触感もひき肉みたい。
確かにハギス自体は味が濃く塩辛いですが、ポテトと食べるととっても食べやすい!
予想以上においしかったです(*'▽')
この時期になるとこんな形でスーパーに売られています。
これをアルミホイルにつつんでオーブンで焼いていました。
まとめ
イングランドにある私の施設では「ハギスはスコットランド人が食べるものだ」とか「バーンズ・ナイトはスコットランドでしょ?」とかいう人もいましたが(笑)
音楽やダンスなど皆さんなんだかんだ一緒に盛り上がって楽しんでいて、良いイベントになりました。
日本から来た私にとっては、イギリス文化を体験する良い機会にもなり面白かったです。
スコットランドだけでなくイギリス全土ロンドンなどでも、パブでバーンズ・ナイトのイベントが開かれたり、期間限定の特別メニューでハギスが提供されたりするので、イギリスに滞在されている方は是非体験してみてください(^o^)/