なみへぇ×旅=『たびへぇ』ブログ

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モンサンミッシェル内部見学!所要時間は?歴史にまつわる豆知識

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前回の記事では、モンサンミッシェルの麓町の様子を書いてきました。

今回は島の頂上にある修道院の内部を見学した時の様子を書いていこうと思います!

モンサンミッシェルに創設にまつわる歴史や修道院の見どころを紹介します(^o^)/

 

 

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モンサンミッシェルの創設の豆知識

では、まずモンサンミッシェルって一体何なのか?について解説!

モンサンミッシェルは一見お城のようにも見えますが、カトリックの修道院です。

修道院は修道士さん達が規律を守りながら共同生活を送る場所ですね。

 

天辺には黄金の「大天使ミカエル」の像が置かれています。

 

↓このとんがり屋根の先っちょ

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ミカエルは、最後の審判で神の足下に立ち、死者を天国行きか地獄行きかに判決する役割を担っているとされています。ドラゴンに扮した悪魔を撃退した「英雄」とも言われ、モンサンミッシェルの像も足下でドラゴンを踏みつぶしています。

 

↓こちらがミカエル像のレプリカ

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見にくいですが、足下にドラゴン

 

天使は神の使いとして、天と地を往復するとされていたので、天使を祭る聖堂の多くは岩山や山の頂上に建てらています。

モンサンミッシェルはそんなミカエルのお告げを受けた司教によって建てられました。

その司教さんも、最初にお告げを受けた時は「ま、ただの夢だろ」と流していたそうですが、3回目の夢で痺れを切らしたミカエルがその司教の頭に指を突っ込んだところ、朝起きたらなんと本当に頭に穴が、、、!!

それでやっとお告げだと確信したそうです。(穴は無事治ったのかなぁ...)

 

その後、百年戦争でフランスを勝利に導いた英雄として「大天使ミカエル」を国王が称え、人々の崇拝がより一層高まり、国内外から多くの巡礼者が訪れる場所となりました。

その時代では、モンサンミッシェルへの参拝は命を落とす危険がある命がけのもので、道中の疫病・強盗、モンサンミッシェルの目の前では突然押し寄せる大波で多くの人が命を落としたと言われています。

 

実はその後、襲撃を受けたり、その地形から監獄として使われたり、修道院としての機能はなくなり廃墟化してしまったのですが、あの『レ・ミゼラブル』を書いた小説家ヴィクトール・ユーゴーが、その建物の素晴らしさに感銘を受け公に呼びかけたことで、修復が始まるようになりました。

そして現在は、世界中の人々を魅了する観光地となったわけです。

 

↓展示されていた模型。最初はほんの小さな建物でした。

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いざ見学、チケットの購入とセキュリティー

さて、見学にあたってまず最初のチケット購入ですが、私は当日窓口で購入しました。

見学時期は、4月半ばの平日午前。

チケット売り場自体は全然混んでいなかったのですが、その前のセキュリティーを通るのに並びました。

フランスは本当に観光地でのセキュリティーチェックが厳しく、空港の保安検査場のような感じなんですが、どこでもこのために並んでしまいます。

事前にチケットを持っていようが、これは関係なく並ばなくてはならないので避けようがありません。

 

(2019年8月HPからの情報)

大人 €10

18~25歳の非EU在住者 €8

18歳以下 無料

18~25歳のEU在住者 無料

身体障がい者とその付き添い1人 無料

日本語オーディオガイド1台3ユーロ(チケットオフィスでのみレンタル可能)

 

 

内部見学の様子

では、チケットを買って入る修道院の内部の様子を紹介していきます!

印象的だったところをピックアップして書いていきます。

 

大階段

入口を入るとまず最初に出てくるところで、横の建物の壁が高く、差し迫ってくるようで、迫力がありました。

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写真の右側が修道士さんたちの宿舎として使わていた建物だそうです。(って確かオーディオガイドで言ってた気がする。)

全体的に宮殿のような豪華絢爛な感じはなく、石造りのグレーな感じでした。

 

修道院付属教会

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礼拝堂は修道院の中にいくつもあるのですが、こちらがメインの一番大きいものです。

外から見て1番頂上にあった建物がここで、天辺にミカエル像もあります。

 

このテラスからは海が一望できました。

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どんより曇り空~~

干潮時はこの水がなくなります。

 

チャペルの中はこんな感じ。天井が高く、荘厳な雰囲気を感じます。

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モン・サン・ミッシェルは増改築が繰り返され、ゴシック様式やロマネスク様式など、様々な建築様式を見ることができます。

修道院附属教会は、本堂北側がロマネスク様式、内陣と後陣がゴシック様式になっているそうです。

 

回廊

続いて、建物と建物を繋ぐ役割をもつ「回廊」

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中庭を取り囲むように何本もの美しい柱が並び、修道士さんたちの憩いの場ともなっていたようです。

 

食堂

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ここで修道士さん達が沈黙で食事をとっていたそうです。

天井は重さ軽減のため木で作られています。

細長い窓が59個もあり、おかげで石の分厚い壁でも重い雰囲気を感じさせません。

 

窓の模様も美しい。

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迎賓の間

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食堂の真下に当たるのがこのお部屋

国王や貴族など身分が高い巡礼者をもてなした場所です。

 

大きな暖炉があった跡もあり、この暖炉を使って料理をふるまったそうです。

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食堂の真下の部屋と言いましたが、モンサンミッシェルは平面でなく岩山の上にあるため、縦に(?)作られてる感じです。

断面図でみるとこう

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https://en.wikipedia.org/wiki/Mont_Saint_Michel_Abbey#mediaviewer/

下の階に行くほど上層部を支えるために柱が太くなっています。

 

 

地下礼拝堂

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ズドーンと円周5メートルもある太い柱が何本も立っています。

上層部を支えるためとのことですが、お部屋も暗くちょっと恐かった、、

 

 

大車輪

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荷物を下から引き上げるために使われたものです。

この中に人が6人入って、ハムスターのようにぐるぐる回して動かしたそうです。

 

結構な高さです。

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下から見るとこう

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 そして最後はお土産ショップ

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ここだけの限定グッズやお土産になるおしゃれなデザインの物も多かったので、ここで買い物を楽しみました。

 

私はこんなブックマークを買ってみました。

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予想はしていましたが、先っぽがすぐ折れました。笑

でも記念になる☆

 

 

所要時間

さて、見学時間ですが、オーディオプレイヤーを借りて、最後はところどころ飛ばしながら聞いて約1時間でした。

 

飛ばし飛ばしというのは、宗教系のお話っていくら日本語でも、まずその概念がないし、単語も知らないしで聞いていても右から左に流れて行ってしまうんですよね(笑)

この、部屋はこういう作りで~とかこのように使われて~という説明しかあまり覚えていません( ̄▽ ̄)

 

 

まとめ

以上、修道院内の見学の様子をまとめてみました。

モンサンミッシェルの麓町の様子を知りたい方は、是非前回の記事もご覧ください。

www.tabihey.net

 

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